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3:2023.10.31 (2:18)

「眠る前に。」

以前と比べて変わったことと言えば、
女の子を中性的に、「男から見た女らしさ」を感じさせないように
描いてきた強いこだわりが軟化したことかもしれない。

自立や独立の象徴であり、
超克するべき対象だった女性像…つまり
抑えがたい女性への憧れが
薄れたきたようにも思う。

5:2023.10.30 (1:39)

「眠る前に。」

何を描きたいかと言えば、そりゃあ美しいものを描きたいのです。
醜いものは嫌いです。
見た目の話だけではない。
あらゆる醜さを僕の世界から永久に追放したい。

そのためにはあらゆる醜さについて
深く知る必要がある。

そうして外科手術のように注意深く醜いなにかを取り除く。
自分自身から。
また僕の近くの世界から。

それが僕にとって生きているということでもある。

8:2023.10.29 (14:37)

「話すと何かが削れていく。」

もし自分の人生にヒロインなんて概念があるとすれば
高校時代はマキタ、大学時代は先輩ということになる。
僕にとっての主役と表現してもいい。

以前も思ったがこの二人だけ突出して描いた枚数が多い割に、
好きだという人は全然いなかったりする。
面白いね。

多分僕自身の強力なバイアスがかかりすぎて
超人のような描き方になってしまうから
見てる側とすると人間ぽく見えないのかもしれない。

12:2023.10.28 (3:29)

「トオイヒビ:髪をほどく。」

「迷う」とか「諦める」みたいな単語は僕にとって重要なんだけど、
多分ねえ、幼いとか未成熟とかそういうのは嫌いなんだよ。
描いてるうちに気がついた。

自分では長い間こう、言葉は悪いがメンヘラっぽいものが好きなのかと
思ってましたが、それを越えたところにある諦観とか老成に
強い魅力を感じるのでやっぱり大人が好きだったんだな。