シリーズにんげんのうた⑭ 「先輩④。」2017 .04.04 オズ先輩 大学編 #1ページ #シリーズ:にんげんのうた切ない 憂鬱24歳になったハセガワは、社会に馴染む周囲を冷笑し、自らを天才芸術家だと自負して虚勢を張っている。一方、オズ先輩は仕事の充実感を晴れやかな表情で語る。かつて慕っていた彼女の成功を素直に喜べず、ハセガワは身勝手な嫌悪感と孤独を募らせていく。若さゆえの自意識と焦燥、心の乖離が描かれている。「僕はクズだ」と言える人間はクズになんかなれない。僕は自分はまったくクズでなく、心の底から天才だと自分を思っていた。というのは嘘で、天才だ、天才なんだ、と暗示をかけること以外、することがなかったんだ。しなければならないことは山ほどあったのに、することがない、とため息をつきながら、うろうろと京都の街を歩き、気に入らねば見も知らぬ他人に暴力をふるい、狭い狭い世界の中から、その狭い世界を否定する、バカなのか。バカだったのだ。 しおりをはさむ×お気に入り度☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 送信送信が完了しました項目を入力してください関連記事 1Pさみだれデイズ2017.04.03 23:01 さみだれちゃんとどうしようもない日々。9「らしさ。」 1Pマキタ2017.04.05 23:55 「バカは誰だ。」 1Pオズ先輩2017.01.30 23:09 シリーズにんげんのうた⑪ 「先輩③。」