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3:2016.12.30 (19:33)

「でも わたしは うたうのだ。」

11月に行われた「音描く展」に出品したアナログ作品です。
僕は28歳の時に結婚したのですが、その時に絵や音楽はすっぱりと諦め、画材なども全て処分しました。
ずっと夢ばかり追っていて、生活能力がゼロだったからです。
あれから10数年、やっとちゃんと絵を描きたいところまで戻ってきました。
その記念となるような、一枚になりました。

→イラスト一覧

6:2016.12.26 (23:20)

「セキグチとヨシダ⑮ 。」

何が大きな原因でセキグチとヨシダが大喧嘩になったのか、
実を言うと僕にはよくわからなかった。
マンガ的には僕を取り合って三角関係、ならテンプレなのだろうけれど、
そんな事実はない。

ただの相性だったのかもしれない。
しかし僕は困り果てつつも、何だか気分が昂揚したことを覚えている。

→シリーズ「セキグチとヨシダ。」

7:2016.12.25 (20:53)

シリーズにんげんのうた⑦ 「マキタ⑥。」

僕は本当に面白みのない男で、
もし今ユーモアのかけらでも僕自身から感じることがあるとすれば、
それは全て、マキタを笑わせてそれを独占したいという欲望に由来する。

→シリーズにんげんのうた

11:2016.12.19 (23:19)

シリーズにんげんのうた⑥ 「ヨシダ①。」

黙ってる方がいいか、正直に話した方がよいかの二択があった場合、
僕は迷わず黙っている方を選んだ。
それは今となって考えて見れば、ほとんどの場合、ろくな選択ではない。

→シリーズにんげんのうた

12:2016.12.18 (20:04)

「ランチタイム。」

何故俺の話を聞かない、俺の話を聞け、そんな風に威勢のいい僕だったが、
本心はと言えば、あ、あ、聞いてくれなくていいですから、一人で勝手に言いますから、
ええ、ええ、よろしくお願いします、そんな感じだった。

→人物:「マキタ」に関係するマンガ一覧

14:2016.12.16 (23:38)

「甘えの構造主義。」

僕にはいつだって駆け引き出来るような余裕はない。
余裕がないから優しくもない。人の気持ちも考えられない。
それでも僕のこうした行動は、その先にお先真っ暗の暗闇しかなかったとしても、
正しかったと自信を持って言えるのだ。

→人物:「先輩」に関係するマンガ一覧

16:2016.12.15 (23:43)

「時限式 。」

40代の今、1年は以前にも増して速く感じられ、特に大した出来事もないまま、
粛々と黙々と過ぎてゆく。

17歳高校二年、その1年も、人から見れば大したことは起こらず、
大したことが起こらないことにわけもなくイライラとしていたが、
それでも何も知らなかった分だけ、何かあるような期待を持てたのだ。

→人物:「マキタ」に関係するマンガ一覧