「眠る前に。」

2024.4.16 (1:31)

子どもの頃、天気予報はしょっちゅう外れた。
外れるものだと子供でもわかった。

だから、明日どしゃぶりになってろくでもないマラソン大会中止になるかもしれん、という密かな期待を抱くこともできた。

今はまあ外れない。町単位で正確だ。
ほぼ当たる。期待する余地がない。

キルケゴールは「絶望に立ち向かうのに必要なのは薬や人の情ではない、可能性だ」と書いた。

可能性を丁寧に踏み潰していく世界には希望がない。