「スケッチ。」

2023.12.13 (11:46)

「美術室の机のかどに腰掛けていた。」
と思い出を言葉で書くのはたやすい。

でも自分の頭の中にだけある映像を
自分の手で絵に描くのはなんと難しいことかと思う。

頭の大きさや手足の長さは何百枚も描けば
次第に慣れて人間の形になっていくのだけれど、
あの時間、あの空気を描くには画力が圧倒的に足らない。

だからやめられないでいる。
そんな理由で続いている。