夫が昔の記憶について語る中、妻は記憶が時に嘘をつくと考えている。しかし夫は、自分には覚えがないはずの「パンダが家にいた」という映像が記憶に残っていることに気づき、妻に問い詰める。目の前には実際にパンダが座っているにも関わらず、夫は記憶の矛盾に混乱。妻はそんな夫の困惑した表情を眺めながら、どこか達観した様子で、再びその表情を見たいと願う。夫の記憶が現実を歪めているかのような不可思議な状況が描かれている。


セリフ
1ページ目
- 「ん?」
- 「なんか」
- 効果音おる
- しかし記憶は時々しれっと嘘をつく。
- 「夫は昔のことすごいよく覚えてるな。」
- 「まあね。」
- 「絵として覚えている」
2ページ目
- いた筈のないものが確かに映像としてそこに記憶されている。
- 「どういうことだ」
- ああもし死ぬまでにセキグチに会うことがあったなら
- 「お前んちパンダおったやろ。」
- 急にそんなことを言って
- もう一度わたくしの好きなそのイイ顔を見てみたい。
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