「寂しいひと、淋しいひと。」

キャラクターが本を読むシーン。
寂しがりな二人の対話シーン。
二人のキャラクターの会話シーン。
女性が帰ると言っているシーン。

現代では「寂しい」「淋しい」はほとんど同じ意味で、
なおかつ「淋しい」は常用漢字じゃないのであまり使われませんが、
もともとの字義でいうと「寂しい部屋」「淋しい気持ち」のように
ニュアンスが異なります。

わたくしはこうした漢字によるニュアンスの違いみたいなものが好きです。
先輩も好きだったと思います。国文学専攻ですからね。

しばらく世相をかんがみて詩情の少ないわかりやすい内容を描いていましたが、
わたくしがいつも作りたいものは、
誰にでも、ではなく、
ごく一部の「そうでなければならない人」にだけ響くような、
そういうものです。

そしてそのごく一部に
当然わたくし自身が含まれています。

それを短く表現するとすれば、
多分「救済」です。

【翻訳用】AIによるこのマンガ・イラストの説明

一人の寂しさを埋めるために他人を求めるが、その行為は孤独を増すだけ。寂しがり屋の自分を見つめ直し、満たされない思いを誰かで埋めるのはやめると決意する。一緒にいる相手が誰でもいいと思っていたが、それを続ければ同じ繰り返しだと悟る。結局、自分自身の孤独と向き合うため、一人で進む道を選ぶ。

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