
マキタに始まった僕のモラトリアムは、
村木や先輩を経て、奥崎ミチルで終了する。
果たして僕の青春は、僕のモラトリアムは何だったか。
「なんとなるさ」
で全てを先送りし、何も身に着けなかった、
それこそが僕のモラトリアムを貫いて流れる、根拠のない自信。
なんとかなるさ、は何とかすることが出来た人間だけに許される言葉だ。

マキタに始まった僕のモラトリアムは、
村木や先輩を経て、奥崎ミチルで終了する。
果たして僕の青春は、僕のモラトリアムは何だったか。
「なんとなるさ」
で全てを先送りし、何も身に着けなかった、
それこそが僕のモラトリアムを貫いて流れる、根拠のない自信。
なんとかなるさ、は何とかすることが出来た人間だけに許される言葉だ。
室内で奥崎がハセガワに対し、大学や就職について「今度こそちゃんとする」と言ったではないかと問い詰める。嘘をついたのかと怒りを露わにする奥崎に対し、ハセガワは眼鏡の奥で冷めた表情を浮かべ、「俺が?」「冗談でしょ」と心当たりのない様子で淡々と突き放す。二人の温度差が際立つ日常の一幕。