
先輩はいつも思わせぶりだったから、きっと高校生の時もごく自然体で思わせぶりだったろうし、きっと僕はそれに参ってしまうんだろう。

先輩はいつも思わせぶりだったから、きっと高校生の時もごく自然体で思わせぶりだったろうし、きっと僕はそれに参ってしまうんだろう。
青空の下、鞄を肩にかけたオズ先輩が振り返る。頬を赤らめ、視線を逸らしながら「後で話す。かどうか分からんが今は聞くな」と呟く。ぶっきらぼうな物言いの中に、言い出せない悩みや高鳴る鼓動を感じさせる。普段の落ち着いた姿とは対照的な、思春期特有の繊細な感情が表現された一コマである。