「夏合宿。」

2016.10.3

「夏合宿。」

男は先生と僕のみ、あとは全員女子である美術部の合宿は理不尽なことばかり。

僕はいつも重い全員分のイーゼルとキャンパスを先生の車に積み、夜のための花火などを買い、アイスを買い、奔走した。

疲れ果てて合宿から帰宅すると、両親が「お前はまた女の子にたかられたんだろう」などとしつこくひやかし、僕のペーソスは誰にも理解されなかった。