2017.3.15 (22:18)
何のために面倒くさい思いをし、時間をかけて絵なんか描くんだろうか、
俺は何をやってるんだろうか、
そんな風に考えることもたびたびあって、
どこかで「俺は本当は絵なんて好きじゃない、ただの排泄行為だ」と
斜に構えているところもあった。
先輩がすごいねと言うような絵を描けば、
先輩は僕のことを見てくれるかもしれない、
そんな、今となればしょうもない媚を、
僕は自分に言い聞かせながら売り続けていたと思う。
それでもなお、僕は先輩に褒められたかった。
一言でいい、がんばったなと言われたかった。
情けない話ではあるけれども。