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「後で知る。」

少女がうちわを持つ。
二人の青春の思い出

人を好きになったことがなければ、
どういう感情が人を好きになるということなのかわからないだろう。

人からはわかるのだ。
ああ、このひとは恋愛をしている、と。
しかし自分では気づかない。
だから自分自身に起こる様々な変化に動揺し、
狼狽し、おかしな行動をとる。

それらすべての気が狂った行動を
あとから思い出して噛み砕いた時初めて、
あれは確かに恋愛だったのだと
深く思い出に変わるのだ。

現在進行系の恋愛は
たいていが自分でも何もわからない、
選択肢が無限にある未来だ。

だからこそ、
現在進行系の自分の気持ちを書くな、
書いて整理するなと僕は言っている。

整理して書ける気持ちは、
それはもう過去のものでしかない。

「窓辺。」

机に寄りかかる女子学生。

オータニはオータニ単体ではなく、周辺の何人かの性格と出来事を混ぜ合わせているので、
本人が見たとしてもこれが自分だとは思わないかもしれません。

ただ当然一番中心となるモデルはいて、
自転車に乗せたり「そのせつは」で写真とって手紙くれたり、
なにかと協力してくれたり、マキタの幼馴染だったりといった重要な要素はその一人です。

オータニのことはよくわかりません。
いっつも何か食べてた印象はありますが、
マキタの方がよほどわかりやすかったです。

大人が自分のことを語らないということなら、
オータニは僕たちより先に大人になっていた子なのかもしれません。

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