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「ベッド。」

大学の頃はみな自分の小さなことで大騒ぎしていたのに、
30を超えると途端に青春とか恋愛とかくだらない、
そんなことを言っている場合ではないと否定する。

小さなことからより大きな視点にものの見方が移った、
それが成長なのだと大上段から言えばそうかもしれない。

僕はそういうのがどうしても嫌だった。
思春期だったり青春だったり、言葉はどうでもいいけれど、
それを「通過点」のように扱う考え方が好きになれなかった。

僕は過去の僕と少しも断絶していない。
それは通過点ではなくその全てが僕自身である。

「夜が明けるまで話をする。」

大した話をしたわけじゃないけれど、
話は尽きることなく続いた。

気がつくと僕だけがしゃべっていて
相手が眠りこけている時もあった。

喫茶店がない田辺では
話をしたい時はいつも僕の部屋か車の中だった。

ただみんな寂しくて、
それでもどちらかが「寂しい」なんて言い出したら
もうどうしようもなくなることはわかっていた。

夜が好きだ。
と当時日記に何度も書いているが
後から思えば
昼でも夜でもなんでもよかったんだと思う。

二人だった。
二人でいるのが好きだった。