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「文体。」


さて僕は一体どんな手紙を書いたのか
思い出すと恥ずかしいので思い出さないようにしている。
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さて僕は一体どんな手紙を書いたのか
思い出すと恥ずかしいので思い出さないようにしている。


ムンク作。
ムンクもそうだけど、同じテーマ同じ構図の絵を
執拗に何枚も何枚も書いたりすることは珍しくない。
それもあって僕も同じような絵を何枚も何枚も
描くことには抵抗がない。
この絵の「接吻」は初期の素描だが、油彩・木版となるにつれて
男と女の境界線はなくなり溶け合って一つの物体になっていく。
それは甘美な光景だろうか。
ムンクの作品からは不安しか感じない。
愛とは決して満たされないということだとある詩人が言った。
二人で溶け合えば溶け合うほど
不安だけが自分の中に満ちてゆく。
