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「トオイヒビ。」

たくさん話したことよりも、どうしても話せなかった瞬間。
楽しく遊んだことよりも、気まずくて黙り込んでしまった瞬間。

お互いが既に了解していながら、
踏み出すことができないその時間。

僕はきらきらと輝いた宝石のような時間よりも、
果てしない戸惑いと葛藤の中で
折り合いをつけることもできず、
誰かのことを思うしがらみに縛られ

背中合わせにうつむくしかなかった時間を
何よりも美しかったと思っているのです。

「いつも朝まで。」

子供の頃からこんなんだったから
特に精神的な治療が必要だと思ったこともあんまりないし
何かだめなことがあるとすれば
まっとうな職につけなかったくらいかしら。

まっとうじゃなくても生きてられてるから
まあいいんじゃないかと。