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「喫茶店、午前2時。」

96年はまだ朝までやっている喫茶店が駅前にも国道にもあった。
だから「そんな」気分の夜には、そこら中に逃げ込める場所があった。

僕は考え事をするのが好きで、
喫茶店で本を読むことはあんまりなかった。
ただずうっと考え事をしている。
いや、何も考えてなかったかもしれない。

ただ何かを思っている、
それだけだった。

黙っている先輩が何を考えているのか僕にはわからない。
先輩も僕の考えていることはわからない。

わかる必要は特になかった。
わかって欲しいことはもうわかっていたから。

でもタバコは必要だった。
この空間にはどうしても必要だったんだ。

そう思い出話を書いて気づいたが、
今は一つも実現できないことばかりだ。

午前2時、音楽も話し声も聞こえない古びた喫茶店で、
タバコを吸いながら二人して黙っている。

もう二度とそんな場面は僕の残りの人生に訪れない。

「どうでもいい話。」

若くてかっこいい男性講師だと
生徒となんか起きたりする可能性があるんで、
僕みたいな絶対間違い起きない、人気者にならない人間にも需要があったりしますが、
それでも持たんかった。

僕は決してミソジニー(女嫌い)ではないですが、
アイドルや百合はどちらかと言うと苦手です。
苦手というか、怖いです。

「絵。」

夢も金も何もなければ最後に残る娯楽は怒りだけ、
って全然笑い事じゃない。

自分がそうなるのも周りがそうなっていくのも
なんにも笑えない。

錯覚ではあるんだけれども、
描くたびにうまく描けてる気がするんです。
今から寝て起きると、ああ、とため息をつくのはわかっていても。