旧サイトのようなブログ形式でだらだらと読みたい場合はこちらのページをブックマークしてください。
新着から過去に向かってすべての投稿が掲載されます。
さみだれちゃんとどうしようもない日々。8「これはこれで。」

同じことをその辺の人がやれば「薄情だな」と感じたのかもしれない。
特に優しさと下世話の違いがわからなくなっていた僕には、
一見心配そうな態度でその実冷たい人間よりも、ずっとありがたかった。
旧サイトのようなブログ形式でだらだらと読みたい場合はこちらのページをブックマークしてください。
新着から過去に向かってすべての投稿が掲載されます。

同じことをその辺の人がやれば「薄情だな」と感じたのかもしれない。
特に優しさと下世話の違いがわからなくなっていた僕には、
一見心配そうな態度でその実冷たい人間よりも、ずっとありがたかった。

猜疑心が強く、なかなか人を信用できないかわりに、
一度するとどこまでも信用していくスタイルで、
戦国時代に生まれていたら、よい鉄砲玉になってすぐ死んでいただろうと思う。

ちょっとしたことですぐ居場所がなくなった気がする僕の、
もやしのような自意識をエスパーのように見透かして、
いい時にやってくるマキタは僕のヒーローだったのだ。

本当のさようならは、もっとずっと後だ。