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シリーズにんげんのうた⑩ 「先輩②。」

先輩は滅多に何かをスキだと言わなかった。
ただのひねくれものだったんだろうか。
僕はそうではないと思っている。
先輩はただ、色んなことがとても大切だったんだ。

→シリーズにんげんのうた

「だって風が強いから。」

「だって風が強いから。」

僕が高校生の頃でも、屋上への立ち入りは禁止されていました。
僕はあの手この手でスペアキーをこっそり持っていたので、
逃げ場所としてよく利用していました。
田舎で、外歩いたって人なんかいやしないというのに、
僕は何だか【人】から逃げようと必死でした。

→イラスト一覧