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「仮面。」

忘れてはいけない、癒やされてはいけない、
永遠に消えない罪悪感を抱えて、僕は僕のそのままで。
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忘れてはいけない、癒やされてはいけない、
永遠に消えない罪悪感を抱えて、僕は僕のそのままで。
人に言われたことは、きっと傷つきたくないためにすぐ忘れてしまう。
自分があたふたと言い訳を続けた光景は、
どことなく冷めた視点として鮮明に記憶に残っている。
僕たちは自分を守ることだけにいつだって一生懸命だ。
「青春は、恋愛は、苦い。」
そんな一言では決して済まされない、僕と僕たちの、失望。
僕たちは裏切られたことはいつまでも語るが、裏切ったことは語らない。
大事なのは裏切った記憶を咀嚼する方なのに。
今まで誰も裏切った記憶がないというなら、
それは幸せなことだと思う。
ただし、幸せなのはお前だけだ。
僕は自分ではポーカーフェースのつもりだったが、
そういうと先輩は「地上にお前より何でも顔に出る奴はいない。」と言った。
僕は僕で先輩のどんな言葉にも内心大喜びで、
いや、「内心」が出来ないからこそ顔も大喜びで、
いつも先輩を苛立たせた。
でもなれあいはしあわせだった。
ほんとうにしあわせだった。