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手を差し伸べる。

笑顔で手を差し伸べる少女。

もちろんこれは僕に差し伸べている手ではない。
僕は差し伸べられた手を握り返すことが上手くできない、
素直ではない人間だったから。

オータニが優しい人間だったかどうか、
僕にはよくわからない。
友達と呼べるほど二人で話し合ったこともないと思う。

でもいつも幼馴染みのマキタには手を差し伸べていた。
それは間違いない。

僕はそれをキャンバス越しに視界の端で見ていた。
そして羨ましいと思っていた。

病んで見えた世界。

病気で倒れた過去の回想。
病室で働くフリーランサー
企業間の第一報に対する反応
ビジネスと人生観の対話漫画。

僕はだいたい「なんかおかしくないか」と思った時、
自分が悪いのだ、自分のせいなのだと必ず思ってしまい、
そしてそれを表に出すと慰めてくれる人が出てきて
敵味方に別れ始め、望んでいない余計な争いが生まれるので、
ずっと溜め込んでしまいます。

だから時間が経って忘れた頃に
思い出話として話すのです。