だらだら読める一覧ページ

旧サイトのようなブログ形式でだらだらと読みたい場合はこちらのページをブックマークしてください。
新着から過去に向かってすべての投稿が掲載されます。

「絵。」

また朝。

毎夜毎夜、さっと15分くらいスケッチして寝ようって思うんです。

でもこう、太めの鉛筆ツールでさっと下書きを描くと、どうしてもそれが出来上がった状態を自分で見たくてたまらなくなるのです。
結局3時間くらいあっと言う間に経って朝になるのです。

一週間にいっぺんくらいならいいですが
毎日のようにもう10年近くそんな生活が続くと
ふとこれからどうなってしまうんだろうかという気にもなります。

別にどうにもならないです。
よくこれで家族を養えている。
誰も褒めてはくれないので、自分を褒めるかわりに絵を描きます。

「高校生たち。」

そんなことばかりしてるから
嫌がられるわけなんですが。

僕もマキタも高校生らしく、なんだかいつもふてくされた顔をしてたのだけど、
ふてくされた顔も笑顔も自分の気持ちを外に出さないようにする仮面という意味では同じ。

僕たちは何でおもろくもないのに笑わなあかんのじゃとふてくされながら、笑えない自分に劣等感をもっていた。

何でも話せる間柄を作れるようになるのは大学に進んでから。
高校生の間は何も話せなかったような気がする。
大した話じゃないのに、深刻ぶっていた。

その深刻さを大人は軽く笑うけど、
あれはとても大事な通過儀礼だと思う。