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「ソファ(うつ伏せ)。」

美術準備室はモデルを頼んだ時、控え室として使ったりする部屋だ。
美術部部長の僕は鍵を持っているので、好きな時にソファを使えた。

同じクラスの演劇部マキタ、及び僕はサボり癖があって、気が向かない授業はさっさとボイコットした。

校舎の一番端にある美術準備室には誰も来なかった。
僕たちは何をするでもなく、ただ日が暮れるまでそこにいた。

僕はマキタが好きだったが、マキタは僕を好きではなかった。
隣座ってええかと訊いたら、いややと小さく言った。

—-

うつ伏せも想像で描くと僕にはかなり難しい。

ヌードの背中だけってのがまた難しいんだよね。
胸側はよく描くけど、背中だけってなかなか描かないし。

ただ描くだけならスケッチかクロッキーで十分なんだけど、
絵にしようとすると途端にこまる。

絵を描いたことある人ならわかってくれると思う。

「名前を呼ぶ。」

よく少年漫画の中で
つきあい始めたカップルが名前をどう呼ぼうか迷うシーンありますよね。
○○さんじゃなくてちゃんと名前で呼んで!みたいな。

あれ現実にある場面なんでしょうか。
そんな話、誰ともした覚えがありません。
○○くんって呼んでいい?とかも聞かれたことがない。

そういうのが好きな人は
まあ僕なんぞには近づいてこないだろうしな。

—–

あー制服の裏ボタンってあったなあ。
中学生の時に見たことある。
意味がわからないので遠くから見ていました。

ファッション用語は全然僕の中に定着していません。
ファスナーはチャックって言うし、
ベストはチョッキって言います。

ボトムスって言われると装甲騎兵ボトムズしかイメージできません。

「制服②。」

絵を描くのが楽しいというより、
絵を描こうとして副次的に何か見つかるという、
そこが僕にとって一番楽しい気もする。

こういうの調べて知っても
あんまり面白くないと思いません?

「絵を描くのが大好きです!」とどうしても
言いにくいのはこういうとこにも理由がある。

「制服。」

「かわいい」という方向を諦めた理由のひとつに
服のかわいい・かわいくないが全くわからんということがある。

全員国民服みたいのだったら描くの楽なのに、
なんて思っちゃうので制服が出てくる話しか描けない。