「その扇風機があるのは校舎の隅の奥の奥。」

高校というのは意外と生徒が行かない盲点のような場所があるもので、
入学して最初にやったことは見取り図を勝手に作成して
退屈が沸点に達した時の逃げ場所を確保することだった。

自分でいうのも何だけど、
そういうことには抜群の行動力があったと思う。

逆にいうと2年生でマキタと同じクラスになるまで
そんなこと以外やりたいことは皆無で、
何度も母に学校やめていいかと相談した。

甘えていたんだと思う。
ルールの中からルール自体にただ不満を述べるのは愚かな人間のやることだ。

でも立入禁止の屋上への合い鍵を入手したり、
数少ない扇風機のある部屋に先生が来ない時間を調査したり、
そんなことは楽しかった。

いつの瞬間も
本当に楽しいのは何の役にも立たないことを一生懸命やる時だ。
毎日毎日ただ描き続ける、こうした絵やポエムのように。

心が揺れたら 押してください

【翻訳用】AIによるこのマンガ・イラストの説明

少女が制服を着て扇風機の前に立っているイラストだ。彼女は汗をかいていて、暑さをしのいでいるように見える。背景には窓があり、青い空と雲が広がっている。彼女は少し怠そうな表情で、視線をこちらに向けている。涼を求める姿が、夏の暑さや学校生活の一幕を感じさせるイラストである。

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