
イベントごと(体育祭とか文化祭とかクリスマスとか)の記憶は甚だしく薄いが、
毎日毎日えんえんと繰り返される同じことの方が
実は鮮明に記憶に残っている。
生活には青春も何もない。
ただ人のみにそれがある。

イベントごと(体育祭とか文化祭とかクリスマスとか)の記憶は甚だしく薄いが、
毎日毎日えんえんと繰り返される同じことの方が
実は鮮明に記憶に残っている。
生活には青春も何もない。
ただ人のみにそれがある。
高校時代のハセガワとマキタは、周囲に無関心な浮いた存在だった。屋上で悩んでいる様子のムロイに遭遇しても、二人は淡々とした反応しか示さない。ハセガワは、マキタが時折見せる「唐突に舌を出す」という奇妙な癖を、クラスメイトの名前は忘れても鮮明に覚えている。二人の独特な距離感を描いた日常。