「あたたかいとは。」 2024.7.15 (4:54) 僕にとって「あたたかい」とは 人の体温、そして人がそこに存在するという 確かな肉体の感触とその重さであり、 「あたたかい人の心」のような抽象的で虚しい言葉ではない。 その体温や重さを知ることなく ただうわべで語られる「人間とは」という疑問には 少しも現実が感じられず、僕はいつも激しい嫌悪感を覚えた。 僕は妄想が好きではない。 そこにある温度だけが 僕をはっきりと現実に繋ぎ止める。