
マキタは「遠くで見ていた憧れの美少女」ではない。
仲の良い友人だった。
相談にのったり、みんなで騒いだり、
そんな風にしていれば、
僕はいいひとのままでいられただろう。
でもそれでは不満な自分に気がついてしまった。
気がついてしまったら、
嘘をつき続けることは出来ないのだ。

マキタは「遠くで見ていた憧れの美少女」ではない。
仲の良い友人だった。
相談にのったり、みんなで騒いだり、
そんな風にしていれば、
僕はいいひとのままでいられただろう。
でもそれでは不満な自分に気がついてしまった。
気がついてしまったら、
嘘をつき続けることは出来ないのだ。
マキタは、自分が黙っていれば誰も嫌な思いをしないと考えている。しかし、ハセガワと向き合い、ここで嫌なやつにもなれないなら、一生善人面しかできないだろうと決意する。夕焼けを背景に、マキタがハセガワを見上げ、ハセガワがマキタを見下ろして話している。