
僕は追い込まれないと
自分で立とうとさえしないので
病気になろうが頭がおかしくなろうが
ひとりで崖っぷちにいないと
すぐだめになる。
僕は何かしている人をいつも見ている。
何もしていない人のことは
何も見えない。

僕は追い込まれないと
自分で立とうとさえしないので
病気になろうが頭がおかしくなろうが
ひとりで崖っぷちにいないと
すぐだめになる。
僕は何かしている人をいつも見ている。
何もしていない人のことは
何も見えない。
マキタが汗を流し、何かを我慢しているような表情で立っている。その背後、窓の向こうにはハセガワが立っているのが見える。マキタのモノローグでは、「いつだって何か言うのは何もしてない人間だから」という言葉に続き、「そう思われたくない」「僕は何も言えずにただ」と、自身の葛藤や無力感を語っている。切なく憂鬱な雰囲気が漂う。