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「電話。」

暗い部屋で電話する男性と、並んで立つ男女のイラスト

携帯電話がない頃、
電話は家の黒電話か、走って15分かかる公衆電話しかなかった。

夜8時を過ぎると家の玄関はまっくらだった。
家族は渡り廊下を渡って遠く離れた居間にいるので
何の物音もしない。

闇の中で話していると、
自分が周りの闇に溶け出してゆく、
妙な感覚に襲われる。

あの感覚を上手に言葉にしたいといつも思うのだが、
今もって的確に表現できる言葉が見つからない。

このマンガ・イラストの説明

ハセガワが暗い部屋で黒電話をかけ、「もしもし」「マキタ?」と話している。ナレーションは携帯電話のない時代、玄関の屏風の裏にあった電話について語る。場面が変わり、ハセガワとマキタが並んで立つ。ハセガワは、自分の手さえ見えない闇の中で声だけが聞こえる状況を「不安なような安心なような感覚」と表現し、明るい場所ではうまく話せなかったと内面で語る。

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