「そういう私。」

2020.10.3 (19:06)

この頃の杉ちゃんも僕と同じく、
より危ない方へ、よりダメな方へ吸い寄せられてしまうたちで、
自ら人の地雷を踏んで破滅することで、
ようやく息をしている自分を確認できる、
厄介で面倒な性格をしていた。

「本当の●●とは何か」

●●は愛でも恋でも人生でも何でもいいんですが、
結局最後は傷つくとわかっていて、
でも問わずに通り過ぎることは出来ない、
そういうある種の潔癖さをもって、

僕たちは何となくつながっていたと思う。

だから多分友だちとかではなく、
醜い部分だけを写す鏡のような存在として、
僕たちはお互いを必要とした。