
僕は「なんでも見える化」には反対で、
見えなくていいものを引きずり出して白日のもとに晒すのは
不躾で興ざめだと思っています。
学生の頃は、哲学とか美術とか、そういうものを
「変えていかねばならない」という使命のもとに
一生懸命勉強していた気がしますが、
そんなことより、
ぼんやりしていい人と
ぼんやりしている方がよほど無意味に充実している。
人生はいつも皮肉だ。
そうなってみなければわからない。

僕は「なんでも見える化」には反対で、
見えなくていいものを引きずり出して白日のもとに晒すのは
不躾で興ざめだと思っています。
学生の頃は、哲学とか美術とか、そういうものを
「変えていかねばならない」という使命のもとに
一生懸命勉強していた気がしますが、
そんなことより、
ぼんやりしていい人と
ぼんやりしている方がよほど無意味に充実している。
人生はいつも皮肉だ。
そうなってみなければわからない。
テーブルで男性二人が会話している。一人の男性は「もうかえりたい」と発言し、もう一人は紙袋を被っている。ナレーションは、話すことがなくなると帰りたくなる人について語る。下のコマでは、マキタらしき女性が椅子に座り、考え込んでいる。彼女は、ずっと一緒にいられる人、居心地の良い人について内省している。その理由を深く理解せずとも、ただ一緒にいられる存在の心地よさを感じているようだ。