
どんな国のどんなスラムにいても、必ずこうした場違いな人間が紛れ込んでくる。当時、旅行がブームだったからだ。
国内では僕など無視する連中が、辺境だと必ずフレンドリーに話しかけてくる。
嫌悪感しかなかった。

どんな国のどんなスラムにいても、必ずこうした場違いな人間が紛れ込んでくる。当時、旅行がブームだったからだ。
国内では僕など無視する連中が、辺境だと必ずフレンドリーに話しかけてくる。
嫌悪感しかなかった。
1996年のインドで、ハセガワは日本人女性二人組に話しかけられる。彼女たちは卒業旅行中で、レストランや「草」の買い方について尋ねる。ハセガワは馴れ馴れしい態度に嫌悪感を抱き、30円で買った紅茶の葉を3万円で売りつける。同じ日本人というだけで甘え、図々しく接してくる人々にハセガワは嫌悪感を覚えている。