





患者は巨大病院で内臓科とホルモン科を受診する。担当医の稲荷とは会話が成立せず、患者は疲弊している。ホルモン科医の速井からは、検査数値が全て正常で「全く健康だ」と告げられた。しかし、初診以来一度も異常がなかったにもかかわらず、いつまで通院が必要なのかと患者が尋ねると、速井は「稲荷ちゃんが必要と」と答える。患者は、スタンプラリーのような病院内の移動と2~3時間にも及ぶ待ち時間に体力を消耗し、診察はわずか30秒で終わる。今日の医療費は薬代込みで4万5000円にもなり、患者は通院の無意味さと高額な出費に絶望している。