「喫茶店の夜。」 2021.12.3 不思議とタバコを吸っているとしゃべらなくてもよかった。 何か話を始めてそれが一区切りついた時に「帰ろうか」と 言われるのがイヤで、 僕は絶え間なくタバコに火をつけた。 二人でいてもずっと一人で考え事をしていた。 珈琲はとっくに冷めていた。 それ以上の贅沢はない。 ひどく厭世的な気分です。