
人物:ナナさん21P
先輩の同級生。先輩とは対照的に派手でイケイケのお姉さん。手紙の字がすごくきれいだった。多分このひとも寂しいから美術部に入ってたクチで、描いた絵を一枚も見たことがない。「君を見てると途方に暮れるよ」と言われたことははっきり覚えている。
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「ナナさんの思い出。」
ナナさんは手紙の字がものすごーく達筆で
そのギャップでよく覚えています。
透けた油紙に青い万年筆で書かれた、
ところどころ滲む端正な文字が、
バブルをひきずったイケイケギャルみたいな本人像と
全然合ってなくてよかった。
人のことを言い当てるのが好きな人でした。