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「直観。」

あなたはこういうことを言ってこういう行動をしたから
こんな考えのこんな人ですね、なんて自分はさておき
人の分析ばっかりやってるやつが本当イヤでね。

自分の話をしたくないなら人の話もしなきゃいい。

その人に何が見えているかは
急いで語ってもらわなくてもしばらく一緒にいればすぐわかる。

「『洗濯女』のあるヌード。」

引用:ロートレック「洗濯女」

「洗濯女」ってご存知ですか。
文字通りお金をもらって洗濯する女性、及びそういう職業を指します。
16世紀くらいから主にヨーロッパで存在した職業です。

今でいうクリーニング屋さんか、というとちょっと違います。
洗濯女はお金持ちの下で低賃金重労働をせざるを得ない、
身分の低い女性のことです。娼婦や踊り子も近い存在でした。

僕の大好きな画家ロートレックは代々続く貴族の出身です。
代々続いたが故に、血が濃くなってあのような姿になったとも言われています。
(教科書的には落馬事故で足の発達が止まったとなっていますが)

そのせいで父親に疎まれ、劣等感の塊となった青年ロートレックは、
好んでこうした身分の低い女性の世界に共感し、入り浸ることになります。

その気持ちはなんだかひどくわかります。
僕はもちろん貴族ではありませんが、
大学生の頃は貧しい労働者こそ尊いという考え方でした。
不自由なく育ったブルジョアのエリート青年が
頭の中だけで革命と理想に取り憑かれるのと同じです。
不自由のない人間には不自由がないなりの劣等感があるのです。

それらの暗い情熱はやがて現実の中で矯正され、
社会の中で変節していきます。僕もそう。

だから変節できずにそのまま破滅していった芸術家の
作品が好きなのです。

「初詣。」

初詣は除夜の鐘が終わったあと、
近所の小さな神社で
破魔矢を燃やして無料でふるまわれる甘酒を飲む、が定番でした。
大人はお神酒で子供は甘酒。

今もみなさんの近くの神社はそんな感じですか?

最近は人手不足やら何やらで
無料の甘酒もなくなり、
危険ということで巨大な焚き火(護摩)も
イモを焼く程度の大きさに変わり、

そのかわりインスタ映えする花がどーんと飾ってあったりします。

僕とセキグチは近所同士なのでこうした地域のイベントへ行けば
顔を合わせることも多かったのですが、
でもなんだか気まずくてあんまり話したりはしませんでした。

幼馴染ってそんなもんじゃないでしょうか。