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「夜に。」

「ちゃんと言葉で言ってよ」が些細な男女の揉め事で、二人でなんとなく解決したようなしないような、そんな曖昧な空気の中で僕たちは安心したり不安になったりを繰り返す。
言いたくない、聞きたくないことを全て明るみに出し、関係のない人間を巻き込んで論じ合う空気は僕には耐え難い苦痛だ。
黙っていると「君はすぐ逃げる。そこが嫌い」と言われた。
その通りだとうつむいて僕はやはり黙っていた。





