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「雑談。」

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必ずしも元気な時に元気な絵が描ける、描きたいわけでもなく
不安な気分が満ちてくると明るい絵を描きたくなったりするもので。
モーツアルトの天才伝説の一つに、
「人生で最も幸せな時期に最も暗い曲を、
最も悲惨な時期に最も明るく幸福な曲を作った」
というものがあり、僕はその話が大好きなんですが、
なんのことはない、
近年の研究で単に伝わっていた作曲時期が間違っていただけだと判明しました。
知ることは大事ですが
知りすぎると夢は小さく小さくなってゆきます。

「なんでいっつも後ろ歩くんや。」
と訊かれた時、僕は
「歩くの遅いし先頭は不安や。」
と答えた。
それも本音だ。
でも本音はもう一つある。
マキタを見ていたかったからだ。
もちろんそんなことは言えない。
言ってしまってもよかったけれど。
マキタは知っていた。
僕もマキタが知っていることを知っていた。
僕たちはその川辺を黙って歩いた。