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「見るでもなく見ないでもなく。」

マキタは全然僕を見てくれない、と哀しい気持ちになったこともあるが、
よく考えると見ていたのかもしれず、
よくわからない。
見ていないのは大体自分の方だったりする。
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マキタは全然僕を見てくれない、と哀しい気持ちになったこともあるが、
よく考えると見ていたのかもしれず、
よくわからない。
見ていないのは大体自分の方だったりする。

先輩は時々急に不安定になって、僕の前でも泣いたりした。
でもすがって泣く、頼って泣くわけではなくて、
いつも何かで必死にごまかそうとした。
僕は先輩が泣いたくらいで急に優しくなったりしない。
だから普通に泣けばいいのに、と思った。
でも先輩はいやだったんだろうな。
僕に弱さを見せることを。

高校の卒業式ももう遠く20何年も前のことになってしまった。
卒業式って意外と卒業する本人たちは冷めているもので、
あんまり感傷的な気分と共に思い出すことはない。
というか何も覚えていない。写真も誰とも撮ってない。
マキタと二人で歩いたのはこれが最後になった。
だからそれだけはよく覚えている。

忘れてはいけない、癒やされてはいけない、
永遠に消えない罪悪感を抱えて、僕は僕のそのままで。