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「物語。」

バカをみない正直のあり方。
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バカをみない正直のあり方。
僕の中に根深いアカデミズムへの反感が
芽生えた瞬間であった。
そういう話をした高校生以来、
一貫して僕は理屈よりも自分あるいは他人の感情や感性を
重んじて生きている。
杉ちゃんについて書いた日記はそんなには多くない。
ただそのすべてが僕の不甲斐なさだったり女々しさだったりを
なじる内容なので、
杉ちゃん自身の性格もそんなキツい感じで僕の中に固定してしまった。
性格のキツい人はいくらでもいるが、
キツいけど一緒にいても不愉快でない人は少ない。
それを分けるのは僕の場合、筋が通っているかどうかで、
ただ感情にまかせて人に当たり散らすのとは違った。
とは言え八つ当たりの後、謝ったりしおらしくなった記憶もない。
筋も別に通ってなかった気がしてきた。
そうなると、感情的に八つ当たりするその空気そのものが
彼女自身にぴったりあっていた、とかなんとか、
そんなふわっとしたものだったのかもしれない。
人生は困難に満ちている。