
全くの無音なんてないのだけれど、
秒針が聴こえるくらい静かで穏やかな日はあった。
もう土に還るまでそんな日はやってこない。

全くの無音なんてないのだけれど、
秒針が聴こえるくらい静かで穏やかな日はあった。
もう土に還るまでそんな日はやってこない。
奥崎がタートルネックを着て座り、膝の上の猫を指で優しく撫でている。猫は目を細めて奥崎の指に顔を寄せている。画面には「チクタク」という時計の音が二度描かれ、静かで穏やかな時間が流れている様子が表現されている。奥崎は無表情で、少し物憂げな雰囲気だ。