好きの反対は嫌いではなく無関心、という言葉が示す通り、「好き」には必ず後ろめたい感情がついてくる。
それを見なかったことにして「好き(なこと)で繋がろう」なんて僕には恥ずかしくて言えない。
好きの反対は嫌いではなく無関心、という言葉が示す通り、「好き」には必ず後ろめたい感情がついてくる。
それを見なかったことにして「好き(なこと)で繋がろう」なんて僕には恥ずかしくて言えない。
先輩の絵をとても好きだと感じる男がいる。彼は自分の理想とゴールとする絵を追い求めるが、心の中には恋心、嫉妬、尊敬、嫌悪、罪悪感が混じっている。特に先輩のような「好きを」美化することには抵抗感を覚えている。彼は複雑な感情の中で、自分の作品を破り捨てたいとも思っている。その結果、綺麗とは言えない感情が自身を覆っていることに気づく。