
この呆れるくらいしょうもない自分を必死で隠そうと、哲学や詩に出てくる「孤独」を意味もわからず日記に書いていた。
今にしてみればそういう自分も嫌いでない。

この呆れるくらいしょうもない自分を必死で隠そうと、哲学や詩に出てくる「孤独」を意味もわからず日記に書いていた。
今にしてみればそういう自分も嫌いでない。
ハセガワは美術室で一人、キャンバスに向かい絵を描いている。雨が降る中、「ひとりは落ち着くな」とモノローグで呟く。物音を立ててセキグチが美術室に入ってくる。ハセガワは雨の窓を見ながら「ふたりってのも悪くないな」とモノローグで考えを改める。セキグチは驚いたような表情で彼を見つめている。