
金曜夜のドローイング。
わたくしは待っているのが好きでした。
待たせるのはひどく苦手でした。
ヨシダが待ってるので急いで画材道具をかたづけようとしてひっくり返したり、色々しました。

金曜夜のドローイング。
わたくしは待っているのが好きでした。
待たせるのはひどく苦手でした。
ヨシダが待ってるので急いで画材道具をかたづけようとしてひっくり返したり、色々しました。
ヨシダが制服姿で座っている。彼女は頬杖をつき、穏やかな表情でこちらを見つめている。傍らには学生鞄が置かれ、周囲には柔らかな光が満ちている。眼鏡の奥の瞳は静かで、どこか物思いにふけっているような雰囲気を感じさせる。高校時代の放課後を思わせる、静謐な日常の一瞬を切り取った描写である。