15年前に壊れたHDDのデータを一バイトずつ修復していた男性は、「思い出.zip」というファイルを見つけ中身にドキドキする。ファイルは出来の悪いアイコラだったが、その後、大学時代のオズ先輩からの懐かしいメールを復旧する。先輩のメールは彼に優しい言葉をかけ、心に少し灯りをともす内容だった。

こんな大人にならないで欲しいという気持ちと、
まあ人生なんてこんなもんだよなという気持ちと、
両方ある。
思い出にすがって生きているわけではない。
懐かしいなあと明るい気分になるわけでもない。
鉛のように心が動かない時、
もうないとわかっている未来の話ではなく、
ただ、僕だけにかけられた、
優しい言葉だけが思い出される。
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