1995年、ぴくちゃんは大杉栄の言葉を引用しながら、美学専攻のハセガワと美や政治思想について議論を交わす。ハセガワは彼女の左傾化した姿勢を予定調和と一蹴し、美の世界に政治思想を持ち込むなと強い言葉で拒絶する。悔しさに歯ぎしりしたぴくちゃんは、また話を聞いてほしいと言い残し、無理に笑顔を作って対話を切り上げる。 1か月後、ハセガワの部屋を訪れたぴくちゃんは頭に獣の耳が生えており、以前とは全く異なる姿に変貌していた。ハセガワは彼女の外見の変化や奇妙な呼び方に驚き、何かあったのかと心配そうに事情を尋ねる。ぴくちゃんは冷や汗を流しながら昔話や黄金虫、セガサターンなどの脈絡のない言葉を怯えたように口走る。



