ハセガワは空気が読めない代表者からプロジェクトを追放された経験を通じ、そうした特性への関心を深める。悪意はないものの他人の気持ちが理解できない人々を観察し、躁鬱などの病気とは異なる脳機能の問題だと捉える。かつて交際した奥崎との別れを振り返り、現在なら自分が何をすべきだったのか理解できると思い返す。 外部の数字を基準に成功を収めた大人は自己認識が難しく、心を病んでも根本的な解決には至らないと考察する。ハセガワは自分が正しいと主張したいわけではなく、精神の崩壊を防ぐために自己表現を続けているのだと語る。ネット上で人から声をかけてもらう喜びに改めて気づきつつも、自身が抱える不安を拭えずにいる。



