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台所で洗い物をしている男性の後ろ姿

読者から届く病名の質問について語る作者

女性から復讐の相談をされた過去を思い出す男性

布団に横たわる人に話しかける男性

男性は体調不良で手足の反応が鈍くなった女性を布団に寝かせ、苦ではないとすべての家事を一人でこなす。男性の脳裏には、さみだれちゃんやぴくちゃんを描いた際に病名に固執する無神経な質問が届いた記憶がよみがえる。さらに十何年も前に、アノ子からメルカリで詐欺に遭ったため復讐したいと相談を持ちかけられた出来事を思い出す。 当時のアノ子はそのまま様子がおかしくなり、男性がどう対応したかも分からないままいつの間にか姿を消していた。男性は過去を振り返りながら、焦げついて捨てようとしていた鍋の底を顔が映るまで何時間も無心で磨き上げる。そして、痛みを訴えて布団に横たわっている女性に対し、マスカットを買ってこようかと気遣うように声をかける。