喫茶店にいるハセガワは、タバコをくわえながら向かいの席で読書をしているオズ先輩の顔をじっと見つめる。初対面でも沈黙が気まずくならない人がたまに存在するが、オズ先輩がまさにそのタイプであると話しかける。オズ先輩はタバコをくわえたまま読書の手を止め、急に何を言い出すのかと怪訝そうにハセガワへ返答する。 ハセガワは、過去の自分のように会話が苦手だと顔に出て自意識過剰になる人こそが気まずさを生むのだと振り返る。オズ先輩は自然体で他人に余計な気を遣わせない人間だと納得し、何十年後かに必ずオズ先輩のことを書くと宣言する。ライターでタバコに火をつけたオズ先輩は、唐突な宣言に呆れつつ恥ずかしいのでやめてほしいと断る。

