ハセガワは自室で絵を描きながら、自身の過去の苦い恋愛経験について静かに振り返っていた。マキタに振られたことや、ヨシダに自分から好意を伝えた後に気持ちが冷めてしまい深く苦しんだことを思い出す。時間が経つと相手の欠点が見えて嫌になる減点方式の恋愛観を直さねばと思っていると、学校帰りの村木が部屋を訪ねてくる。 ハセガワの話を聞いた村木は、高校時代の態度や身勝手な恋愛傾向に腹を立て、自分に対しては一途でいるよう強く要求する。ハセガワがピアノで珍しくブラームスを弾き始めると、村木も一緒にピアノを弾いて演奏に参加する。村木に聴いてほしくて一生懸命練習したのだとハセガワは主張するが、村木から即座に嘘つきだと突っ込まれる。


