深夜、窓の外で「自分はだめ人間だ」「殺す」と叫び続ける男性の奇声が防音ガラスを突き抜けて聞こえてくる。ハセガワは、30年前の思い出を通じ、自身の過去の振る舞いを反省する。オズ先輩はハセガワの成長のなさを指摘し、大人は誰も本当の過ちを教えてくれないと語る。深夜の叫びと静かな酒場での対話が重なり、互いに孤独を抱えながら、反省と成長のない人間たちの閉塞した世界が描かれる。




セリフ
1ページ目
- 昨日深夜
- 窓の外からものすごい叫び声が聞こえる。
- えんえんと物騒なことを泣き叫んでいる。
- 効果音~~!!
- 効果音~~
- 「チラ」
- 「もう俺はだめだーだめ人間なんだー」
- 「ころす」
- 1時間ほど泣き叫んだ後、連れて行かれた。
- 効果音ウーウー
- 「うちの防音ガラスをつきぬけてくるとは」
2ページ目
- 面白くないことでもあったのか、くだらない自分に絶望でもしたのか、
- わたくしが気になったのは「死にたい」でなく「殺す」だったこと。
- 「俺はダメだから殺す(そして酔って路上で叫ぶ)」
- 「「Twitterでやれ。」」
- 効果音絶対起きない
3ページ目
- 「なんだお前。」
- 「お前という生物が生きている意味を一切感じない。」
- 「あるなら言ってみろ。」
- 「わたくしも人のこと言えない。」
- 効果音ドン
- 「ひぃぃ」
- 「あの時はすんませんでしたすんませんでした先輩。30年前とはいえ」
- 「もういいよ」
- 「お前一年生の時は気に入ってる人以外全否定だったもんなあ。」
- 「恋愛は引きずらないがこれは引きずる。」
4ページ目
- 「すごくイヤなんだが。」
- 「お前 私がいると大人しくなるのね。」
- 効果音ぶつぶつぶつ
- しかし反省はできる。
- 彼は一生反省しないし後悔も成長もしないだろう。
- 大人には何が悪いのか本当のことを誰も教えてくれないからだ。
- 効果音ころす!ころす!ころす!
- これがわたくしたちの作った自由と平等の世界。
- 手遅れの孤独な世界。
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